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執筆者の写真theatertaion

「ナイルの西で」第3回・第4回稽古に代えて


稽古の様子をご報告する前に、

ご報告しないといけないことができてしまいました。


遡る事およそ1週間、キャストの1名から発熱が確認され、PCR検査の結果【陽性】の判定を受けました。他のキャストほか接触したスタッフも続いて検査に回り、幸いにも全員【陰性】を確認でき、また保健所からも【濃厚接触者にはあたらない】との判断を受けたことにより、稽古を再開しています。


経緯詳細は画像の通りです。






稽古場における感染拡大ガイドラインは文末に掲載しています。


お客様、関係者にはご心配をおかけして申し訳ありません。



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「いつ誰が感染してもおかしくない」と覚悟はしているつもりでも、やはり現実となると「来たか…」という戦慄が走りました。


それでも、



・感染者が回復に向かっていること

・稽古場での感染拡大が確認されなかったこと

・中止になった稽古が第3回と第4回の2回で済んだこと

・雰囲気が悪くなるどころか、むしろより前向きになっていること



など、まだ好ましい材料は揃っています。



今の僕たちに必要なのは「絶対に感染しない」という強がりでも「感染したらおしまいだ」という絶望でもなく、一日一日で変動していく状況の中で、できることを愚直に進め、できないことを素直に諦めるしなやかさだと思います。



もちろん不安がない人はいないです。家族と暮らしている人もいる。

「公演を打つ」ということ自体に賛否が渦巻く状況はしばらく続くでしょう。

だからタイオンでは、身内から「公演中止にしませんか」という声があがったら、それは中止にしようという方針を固めています。匿名で相談できる第三者の窓口も用意しました。



そのなかで、


それぞれのスケジュールがありつつも、迅速なPCR検査に対応してくれたキャスト陣。

「できることがあったら言って」と即座に支えとなってくれるスタッフ陣。


まだ地上では見えませんが、地中ではもうとっくに私たちの公演の幕は上がっています。

運動会も文化祭も演奏会も選手権も、本番がすべてではなかったことを思い出します。

むしろスポットライトを浴びる一瞬を背後で支える膨大な時間こそが、

僕の好きな創作の時間です。


少なくとも、今はまだそれを失っていないことに、

この環境に、座組に感謝して、まだ少し初日に向かって進んでいこうと思います。



願わくばそれが地上で芽吹く春を望みたいと思いますが、

無理はせず、無理はせず。



引き続きよろしくお願い致します。





タイオン/粂川鴻太




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タイオン plan.1

「ナイルの西で」

2021年3月24日~28日

🏛MOMO(中野ポケットスクエア) 


出演:森原彩夏・木村圭介・美里朝希・上杉英彰・中嶋尊望・川村瑞樹・粂川鴻太

24日(水)18:30

25日(木)13:30 / 18:30

26日(金)18:30

27日(土)12:30 / 15:30 / 18:30

28日(日)13:00 / 16:00












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